細胞毒性の測定系への補正方法

 

細胞毒性の測定系への補正方法

試料が細胞毒性としてテスト菌株に影響を与えると考えられる場合、
または細胞毒性を考慮して試験を実施したい場合は、RGA測定の手法を用いて実施してください。

RGA(Relative β-galactosidase Activity)測定の有用性
試料が与える細胞毒性の測定系への補正として、菌と試料を培養した後の濁度を比色します。
増殖または減少(試料による細胞毒性で死滅)した菌数で補正いたします。

RGA(Relative β-galactosidase activity)
      RGA = 吸光度620nm(2) / 吸光度575nm(1)

次項の 操作フローチャート 参照
吸光度575nm(1)―――Step5 インキュベーション終了後の 菌の濁度
620nm(400~750nmでも可)
試料の有色の補正も考慮すると、620nm設定が適切と考えます。
試料とテスト菌株を反応させた液が入っているマイクロプレートを一旦、そのまま測光してください。

吸光度620nm(2)―――Step6 β-galuctosidase活性測定 反応終了後の青色

(例)Picryl chloride(-S9) ; NTP選定化合物

吸光度575nm(1)において、濃度に依存して吸光度の低下があり、Picryl chlorideの菌への細胞毒性が認められます。

吸光度620nm(2)のβ-galuctosidase活性測定結果では陽性とは判断できません。

RGAにおいてはブランク0μg/mL=2.41に対して、10000μg/mL=5.73と2倍以上を示したことより、陽性と判断いたします。

第33回 日本環境変異原学会 (2004年12月) 発表資料

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