はじめに

 

はじめに

血小板由来マイクロパ-ティクル(PDMP: Platelet Derived Micro Particles)は活性化された血小板の放出反応と共に膜小胞体として放出される粒子であり、フロ-サイトメトリ-で血小板より小さな粒子集団として見出されています。このPDMPは血液凝固促進活性や、その他、単球、血管内皮細胞の活性化等の作用が報告されており、血栓性疾患の病態の新しいマ-カ-としての有用性が期待されております。
PDMPは血小板の活性化の指標としてその測定法が種々報告されており、古くは免疫電気泳動法、ラジオイムノアッセイ法(RIA)が報告されています。現在、広く用いられているPDMPの測定法としてフロ-サイトメトリ-を用いた測定法が知られています。このフロ-サイトメトリ-法は施設ごとに機器感度が異なること、ゲ-ティングの標準化が困難なこと、更に、機器感度以下の微小なPDMPを測定できない等の様々な問題があることなどから、安定で精度の高い測定法が望まれます。そこで、PDMPの酵素免疫測定法(ELISA: Enzyme-linked immunosorbentassay)の検討を行い、各施設で安定にかつ精度が高くPDMPを測定できるELISAキットを開発しました。新たに開発したPDMPが定量可能なELISAキット「PDMP ELISA キット」は被検検体の採血後、遠心分離によりPDMP分画を回収し、凍結保存が可能であり、測定が簡便で採血後6時間以内に完了できます。また、多検体を同時に測定可能です。

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