試薬調製方法

血小板由来マイクロパーティクル(PDMP:Platelet Derived Micro Particles)は、活性化された血小板の放出反応と共に膜小胞体として放出される粒子であり、血液凝固促進活性や、その他単球、血管内皮細胞ぼ活性化等の作用が報告されており、血栓性疾患の病態の新しいマーカーとしての有用性が期待されています。本キットは酵素免疫測定法(ELISA法)を利用した、簡便で安定した結果を得られる研究用試薬です。

 

試薬調製方法

準備:
マイクロピペット、マルチチャンネルピペット
マイクロプレートリーダー
(主波長OD450nm付近(430nm~460nm)および副波長OD620nmないし650nmを測定でき、2波長測定できるものを推奨)
試験管(PP製)
精製水
インキュベーター(もしくは室温で20~30℃)
プレート振とう機(500~800rpmで振とうできるもの)
マイクロプレートウオッシャー
(使用を推奨しますが、ご用意できない場合は洗瓶等で代用できます。)
その他;ペーパータオル、メスピペットなど

試薬の調製:
測定操作に使用する前に試薬類は必ず室温に戻し、よく混和して使用してください。

1)濃縮洗浄液
25倍に濃縮してありますので、全量(40ml)を960mlの精製水と混和して使用してください。万一結晶が析出していた場合、加温して結晶を溶解してからご使用ください。

2)標準品
希釈液で2倍毎の段階希釈を行ってご使用ください。(希釈系列表参照)
また希釈の際はPP製の試験管をご使用ください。ガラス製や他の材質の試験管は吸着の影響により、測定結果に影響を及ぼす可能性があります。

3)酵素標識抗体
酵素標識抗体希釈液で100倍に希釈してご使用ください。
(希釈例;50μl酵素標識抗体を酵素標識抗体希釈液5mlと混和)

2)および3)は使用直前に調製し、調製後は直ちに使用してください。

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