真空採血管情報および採血サンプルの調製方法

血小板由来マイクロパーティクル(PDMP:Platelet Derived Micro Particles)は、活性化された血小板の放出反応と共に膜小胞体として放出される粒子であり、血液凝固促進活性や、その他単球、血管内皮細胞ぼ活性化等の作用が報告されており、血栓性疾患の病態の新しいマーカーとしての有用性が期待されています。本キットは酵素免疫測定法(ELISA法)を利用した、簡便で安定した結果を得られる研究用試薬です。

 

真空採血管情報

本キットで測定する検体を採血する際に使用する真空採血管は当社指定の採血管を使用してください。

指定採血管 :ニプロ ネオチューブPET NP-AS0205-134
商品コード :31-601-2
JANコード :4987458316012
入り数 :50本入り/1箱
梱包数 :50本×10箱
採血管サイズ :12.8φ×75mm
採血量 :2ml

採血サンプルの調製方法

サンプルを的確に調製しないと測定結果に大きな影響を与えますので、採血後のサンプル調製は正確に行ってください。

① 採血管による血液サンプルの採取

採血は弊社指定の真空採血管を使用して採血を行ってください。

② 調製に必要な器具

・マイクロピペット
・試験管立て、マイクロチューブ立て
・マイクロチューブなど

③ 血液サンプルの遠心

1本の採血管で2mlの採血が可能です。

マイクロチューブに1mlずつ2本分注してください。(写真は採血管1本分になります。)

8,000×g 5分間、室温で遠心操作を行ってください。

④ 測定サンプル用上清の採取

遠心後、直ちに遠心機より取り出してマイクロチューブを垂直に立てて静置してください。
(※血小板が舞い上がるのを防ぐ目的があります。)

上清採取の際は、上清の上部200μlを静かにマイクロピペットで吸取り、採取してください。
※重要
その際に決してチップをマイクロチューブの奥まで入れないでください。血小板を吸込んでしまう可能性があります。

※測定に使用するサンプルは前項で採取したもの以外使用しないでください。採取した残りを使用すると血小板が含まれ、測定結果に影響を与えます。

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